神

 

月詠とも書かれ、ツクヨミ、ツキヨミ、ツキヨなど神々によって呼ばれ方が異なる。

伊邪那岐神（イザナギ）と伊邪那美神（イザナミ）の間に生まれた男神。

オリンポス１２神のアルテミスと同じく月の神であるが、アルテミスと違うのは彼女が月を司る神だとしたら、月夜見は月の神格化、つまりは月そのものであり、アルテミスよりも上に位置する月の神とされる。

見た目は青年のような姿をしており、大人びたアルテミスと並ぶと姉弟に見えてしまうと他の神からよくからかわれる。彼女とは仲が良く、満月の夜にはともに雲の上でヘカテ―やセレーネを呼んでお茶会をしている。

 

紳士のような性格で女性には特に毅然とした態度をとる。表情をあまり表に出さないが、自信に飛んでくるものがあると、紙屑でもひどく動揺してしまう。（月にはよく隕石が衝突していたのでそれがトラウマになっているのかもしれない・・・）

 

 

永遠と一瞬の力を持つ

 

人や物の寿命、距離、時間、速さ、ありとあらゆるものの長さを操ることができる。寿命を延ばせば長生きでき、縮めれば一瞬にして死に至らしめる。どんなに長い距離も一歩踏み出した瞬間の歩幅の距離を延ばせば一瞬にして遠くまで行ける。逆にいくら進んでも同じ場所から一向に進めないようにできる。

ただし時間関係は他の神に迷惑をかけるし、世界の空間を捻じ曲げかねないので控えるようにゼウスに言われている。実際、自分の趣味のために一日に流れる時間を遅くしてしまったことで、たまたま（時間を遅くしたくらいではよほどのことがないと起きない）空間にゆがみが発生してしまい、空が虹色になったり、建物が曲がったり、地割れや天候の乱れなどの災害が起きてしまった。