人間名：新成　春（にいな　はる）
魔女名：ハリスキュフーレ・スプリングス

大人っぽい出で立ちをしながら年齢は数百歳という長寿の魔法使いの一人。春に姿を現す魔法使いであり、居場所を転々としながら夏を追いかけ、冬からの逃亡を繰り返す。穏やかな性格であり、言動は極めてゆっくり、彼女と会話するのはそれ相応の忍耐力が試される。一部の魔法使いからは「師匠」とも呼ばれており、これは昔に彼女が魔法使いを養成する学校を建て、そこの長を務めていたことが理由とされる。今でもその学校はあるとされるが、魔法使い限定ゆえ居場所を特定するのは極めて難しいとされ、僅かに魔力を有する者には見える特殊な結界が張られているとされる。

春の魔法使い。心を穏やかにする春の風を呼ぶ力があり、これにより、彼女の周りには常に暖かい風が吹いている。自然の生命を活性化させる力もあり、何もない足元から花を咲かせ、その一帯を花畑にすることが可能である。木に触れればその木は万年枯れず、地に触れれば何もせずとも種を植えるだけで作物がぐんぐん育つらしい。

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『春風の加護』

常に周りの環境を所有者の最適なものにする。さらに所有者の傍にある環境にも影響し自然を活性化させる。